筋肉量が減るサルコペニアをふくらはぎの太さでチェック

サルコペニアの自己チェック法 握力や簡単な動作で

前のページで、サルコペニアの概要と危険性について紹介しました。

 

 

サルコペニアには、自己チェックをする基準があります。
ある程度の年齢に達したら、自身の筋肉量や筋力が減っていないか調べてみましょう。

 

 

■筋力をチェックする

 

まず、握力を計ります。

 

 

男性で26kg未満
女性で18kg未満

 

 

であれば、筋力の衰えが疑われます。

 

握力計がなければ、次の動作を行ってみましょう。
ひとつでも当てはまると、筋力の衰えが疑われます。

 

 

1 高さ40cmの椅子から片足を浮かした状態で立ち上がり、立った姿勢を3秒間維持できない

 

2 片足立ちを1分間続けられない

 

3 片足立ちをしたまま靴下を履くことができない

 

もうひとつ、歩行能力もチェックします。

 

■歩行能力をチェック 横断歩道を青信号で渡りきれるか

 

加齢により脚の筋肉が衰えると、歩く速度が遅くなります。
秒速0.8m以下になると歩行能力の衰えが疑われます。

 

 

歩道の長さや青信号の時間は交通量によって異なりますが、横断歩道を青信号で渡れれば問題ありません。
渡りきれなければ、歩行能力の低下を疑いましょう。

 

 

筋力と歩行能力をチェックして、どちらかひとつでも当てはまれば、次に筋肉量をチェックします。

 

以下のいずれかが当てはまる場合は、サルコペニアが疑われます。

 

 

■体組成計がある場合
筋肉率を計測します。以下に当てはまればサルコペニアです。

 

男性 筋肉率27.3%未満
女性 筋肉率22.0%未満

 

 

■体組成計がない場合
指輪っかテストを行います。

 

両手の親指と人差し指で輪っかを作り、ふくらはぎの最も太い部分を囲みます。

 

指がくっつくかどうかで、サルコペニアの可能性を計ります。

 

・指がくっつかない→サルコペニアの可能性は低い
・ぴったりくっつく→サルコペニアの可能性がある
・指が重なってしまう→サルコペニアの可能性が高い

 

老化しやすい脚(ふくらはぎ)の太さで、サルコペニアの危険性をチェックするわけです。

 

 

いつでもどこでもできるチェック法なので、不安な方は実践してみてはいかがでしょうか。

 

 

このコンテンツは雑誌「栄養と料理」2014年 09月号86〜89ページを参考にしました。

 

 

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サルコペニアの摂食・嚥下障害 リハビリテーション栄養の可能性と実践

 

 

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